2008年12月29日月曜日

直ちゃん、力を下さい

今日、移住者支援のサイトを立ち上げたよ。

直ちゃんもよく知ってるH君が力を貸してくれたよ。


でもね、今ね、本当に不安なの。
直ちゃんは絶対に見守ってくれてると信じてるけど、
涙が止まらない。

あなたが生きていていたら起こらないことが
沢山起こって、どうしたらいいのかわからないことが
日常的に起きるんだよ。


お墓ができたら、もう少し私の許容度も上がるのかな?

でもね、直ちゃんにくだらない日常の話ができなくなって
本当に辛いんだよ。


見守っててくれるんだよね?
信じてる。

2008年12月16日火曜日

お墓が決まったよ

直ちゃん、

今日で最終打ち合わせ完了だよ。




碑も直ちゃんの墓誌も真っ黒に金文字にした。

明日、基地の最終確認を集落長さん立ち合いで行って、
整地に入るからね。

長い間、待たしてごめんね。
でも、もうちょっとだけ辛抱してね。

2008年12月14日日曜日

お墓のデザイン

直ちゃん、永久の住処の図面が出来てきたよ。


まだ、
墓誌の形と
滑り止めになる模様と
活字のタイプは決まってないけどね。
碑と墓誌以外は、↓の石で統一。
下に敷き詰める石の部分には全体に滑り止めの彫りを入れるんだけど、
今の模様がどの程度目立つのか、
目立つならストライプにするからね。
碑と直ちゃんと私の墓誌は↓の石。
最初は直ちゃんの好きだった白っぽい上の石で統一しようかと
思ったけど、直ちゃん、黒も好きだったからね。
だから、お墓は黒と白のツートンにすることにした。
碑には「ネリヤカナヤで逢いましょう」って入れる。
ネリヤカナヤは海の彼方の楽園。
私たちにとって奄美はネリヤカナヤだったって信じてるし、
直ちゃんは思った以上に早く逝っちゃったけど、
ネリヤカナヤで私が燃え尽きたときに向かえてくれるよね?
文字の色は、黒に金の組み合わせが大好きだったから
島のお墓と同じように金文字にする?
でもね、金文字、銀文字、白文字でイメージ図をお願いしてるから、
後は私の判断に任せてね。



2008年12月12日金曜日

お墓に入る日がやっと決まったよ

直ちゃん、

長い間、あなたの大嫌いな狭い場所に預けててごめんね。

でも、来年の1/18には、直ちゃんの大好きだった海を
一日中見てられるようになるからね。

もう少し、辛抱してね。

今日は、お月さまがまん丸。
直ちゃんの半年目の月命日が近いって、お月さまが教えてくれてるよ。

2008年12月3日水曜日

直ちゃんへのラブレター

直ちゃんへ


もうじき直ちゃんが目の前から消えて半年になろうとしてる。

居なくなっちゃった直後よりも、今の方が数倍辛いよ。

だって、頭では「もう二度とこの世では会えないし、
声も聞けない」って理解しているし、
何をどんなに叫んでも、取り返しのつかない、
直ちゃんのいない日々が常態化しているから、
心が時々追いつけなくなるんだよ。

前に進もうとすると、必ずその反動に襲われる。
ふとした拍子に涙が止まらなくなるし、
直ちゃんが大好きだった音楽も聞けなくなる。
でも、直ちゃん、私が立ち直ることを望んでるんだよね?


最近はずっといい天気で、昨日も今日も満天の星だよ。
きっと、そのうちの一つで直ちゃんも輝いているんだよね?

穏やかな天気は直ちゃんからの贈り物だって
信じてるよ。

2008年10月29日水曜日

ヤスデの季節になったよ

直ちゃん、

K君のお嫁さんが今日、到着したよ。
直ちゃんも二人が幸せになるように空から祈ってね。


今年のヤスデは去年よりも大きいよ。
でも、もう出没しても、もう驚かなくなったよ。

淡々と始末していて、
直ちゃんはもうヤスデ取りをしてくれないんだって考えると
寂しさがこみ上げてくる。

でも、この寂しさや孤独感はどこにいても襲ってくるものだし、
最近は海を見ていて、直ちゃんが空気に溶けて見ている気がする。
それに、近所の皆は本当によくしてくれてるから安心してね。


今週末は、去年、集落デビューした種おろしなんだよ。
去年は直ちゃんも笑いながら踊ってたよね。
それに、種おろしの後からはお友達も増えて、
行事にも沢山参加するようになったよね。


直ちゃん、夏の始まりにいなくなっちゃったけど、
もうちょっとで冬になるよ。

2008年10月28日火曜日

お墓のデザイン



地元の墓石屋さんと話していても、必ず飾り彫りが入り、
埒が明かないので、デッサンを描いた。
やはり海に向けて作ることにした。
でも、その代り風の抵抗を少なくする意味も込めて
背は限りなく低くするようにした。
最初、石はもっと白っぽいのをと考えていたけど、
錆が出てくることが多いと聞き、グレー基調になりそう。
直ちゃんは白が大好きだったけど、許してくれるかな。
ベンチは海に向けて作ろうか(入口の飾り代わり)と
考えたけど、掃除道具とかをしまう物入れがあった方が
いいって言われて、左右対称に作ろうかと思っている。
直ちゃん、気に入った?

2008年10月23日木曜日

直ちゃんのピアノ


ピアノが大好きで、自慢だった直ちゃん。
でも、この姿が見られなくなって、4か月経った。
「島では調律も難しいだろう」って言って、
夢だったスタインウェイのコンサートグランドピアノが
やっと置けるかもしれない家に引っ越したのに、
直ちゃんの最後のピアノは電子ピアノだった。
私はピアノが弾けない。
それに音を出すのも辛かった。
でも、弾かない電子ピアノは、潮にやられて
普通よりも早く壊れていってしまう・・・。
どうしても、そうなるのを見たくなかった。
だから、今日、直ちゃんのピアノはこれからの
子供たちが弾くおうちにもらわれて行きました。
大事にされて長生きしてね。

2008年9月20日土曜日

直ちゃんの永久の住処候補

直ちゃんへ



地元の人は「あれは台風じゃなくて、ただの嵐」って言ってた。
でも、すっごく怖かったんだよ。
でもね、心の底では「絶対、守ってくれる」って思ってたからね。
これから本番の直撃コースがあるかもしれないけど、
その時も頼むね。



でね、懸案だった直ちゃんのお墓だけど、
集落の人たちが快く建立していいって言ってくれたよ。

私は毎日歩いてお参りに行けるし、
直ちゃんが大好きだった湾が見えるから
ここに直ちゃんのお墓を作りたいって思ってる。

だから、これまでの「自分の家まで投資物件」って考えないで、
「ずっと、ここにいてもいい?」って真剣に考えてね。



その時に1つ、注意してね。

直ちゃんは「海を見る」形ではなくて、
「我が家を見る」方向になるからね。
理由はわからなかったけど、
直ちゃんのご近所になるお墓は、皆「南」を向いてて
海が見える「東」ではないんだよ。

それでもいい?






















2008年9月18日木曜日

直ちゃん、台風だよ

直ちゃんがついに体験できなかった台風が
今、海上140キロ沖を通過している。

地元のみんなは、「こんなの、軽い、軽い」って言ってたけど、
家が震えるくらい風が吹いて、
横殴りの雨の音が窓に響いて、
地響きがする雷が落ちてる。


今は天国から見てるんだよね。

「直ちゃんはきっと守ってくれる」って信じてるよ。
私だけじゃなくて、
これ以上、突然悲しむ人が出ないように皆の分も…。

2008年8月14日木曜日

直ちゃんの初盆

今日は初盆。

昼間にバーベキューグリルで七夕の笹を燃やして、
「ここに戻ってくるんだぞ!」って言ってた。
たぶん、その時に家に戻ってきた気がする。

でも、夕方、お骨を預けているお寺に提灯を持って、
直ちゃんを迎えに行った。
お寺に入って、本尊にご挨拶をして、
直ちゃんのところで提灯に火をともして、
「この提灯に入るんだよ」って言って
持ち帰ってきた。

これまでの生涯で「お盆」の意味を真剣に考えることなんか
なかったけど、今年は違う。
直ちゃんが帰ってきてる気配がする。

「四十九日で送ったばっか」とも思っていた友人なんかも
多かったけど、迎え火をして、家を掃除して、
大好きだったごちそうを作って・・・。
友人たちでも気配を察する。

心が落ち着くところまではとても到達してないけど、
やっぱり日本人が昔から大事にしていたことには
意味がある・・・。

直ちゃん、やっぱ、我が家が一番だよね。
でも、3日間しかいられないから、思う存分
楽しんで帰るんだよ。

2008年8月6日水曜日

直ちゃんの四十九日

直ちゃん、


昨日、家の前の海のコトリ浜から直ちゃんのお骨の一部を撒いたんだよ。
大好きだった里の曙、
順子のマグナムワイン、
スモモ、
巨峰、
お米、
お塩  をお花と一緒に・・・。












お墓はまだだけど、もう大丈夫だよね?

ちゃんと無事に天国に辿り着いたよね?

2008年8月4日月曜日

直ちゃんの48日目

東京でのお別れ会が終わって島に戻ってきた後のこと。

さっちゃんから電話があって
「直ちゃんはお墓は島がいいって言ってるよ。」って教えてくれた。
さっちゃんは霊感が強いから、毎日直ちゃんと話してるんだって。
直ちゃん、ごめんね。私は全く霊感がないらしい。

でもね、やっぱ、ここにいると、何となく直ちゃんを感じるんだよね。

東京で買ってきた仏壇も届いて、
今は直ちゃんは居間の中心に塗の位牌と遺影のところにいる。


直ちゃん、
今日はなっちゃんと直ちゃんのお骨をお寺に預けてくるね。
だって、明日は直ちゃんの四十九日。
いつまでもお骨がここにあったら、天国に旅立てないもんね。

明日の四十九日は、直ちゃんのお骨の一部を海に散骨するから
潮に乗って、好きな所に行って、ちゃんと天国に向かうんだよ。

2008年7月29日火曜日

島に戻ったよ

直ちゃん、

何にも言わないけど、やっぱ、島の方が落ち着くでしょ?
人気も少なし、ガャルもいないけおどさ。
直ちゃんが永遠?に眠る場所だと思ってるんだよ。
嫌だったら、ちゃんと教えてくれないとわかなんいよ。

2008年7月28日月曜日

明日、島に戻るよ

直ちゃん

さっちゃんが「直ちゃんが来たんだよ。全然怖くなかったよ。」って言ってたよ。

きっといろんなところに行って、直ちゃんなりに挨拶してるんだろうなぁ・・・。
でも、みこちゃんはきっぱり「来ないで、さっさと成仏してください!」って言ってたよ。

明日は島に戻っちゃうから、今晩は精一杯、行きたい所に行っておいでね。

2008年7月26日土曜日

お別れ会

昨晩は東京での直ちゃんのお別れ会でした。























とってもとっても大勢の人が来てくれて、
仲の良かった方々が直ちゃんにお別れの言葉を贈ってくれて、
皆で直ちゃんの冥福を祈ってくれました。





















直ちゃん、これで安心して天国に行けるよね?

2008年7月19日土曜日

直ちゃんの月命日

昨日で1か月経った。
頭で分かっていても、感情が追い付かない、正確には追いつきたくない1か月だった。



直ちゃん、

まだ信じられない感情がすごいたくさん残ってるけど、
命日のお祈り?をしたんだよ。

M兄、A部ちゃん、K本ちゃん、H先生が集まってくれて、
お焼香して、
直ちゃんの大好きな”白”の菊を海に流して、
里の曙1升を直ちゃんに届けたんだよ。
ちゃんと飲めた?


今日からしばらく東京だね。

直ちゃんはたぶん自分が死んじゃったのもわからなかった
はずだから、多くの人にいろんなことを伝えたいよね?

でも、そのままの気持ちじゃ、直ちゃん、ずっと地上をさまよい続けちゃうよ。
マー坊は最初、直ちゃんがさまよってくれている方がいいなんて思ってた。

でも、それじゃ、直ちゃんがいつまでたっても心穏やかな日々は送れないよね。
だから、直ちゃんをちゃんと四十九日に天国に送るためには何でもする気に変わったんだよ。

お別れ会もその一つなんだよ。

お別れ会は多くの人が集まってくれるから、
ちゃんとその思いは吐き出して、この世に心残りのないようにしないとダメだよ。

皆、直ちゃんの冥福を祈ってるからね。

2008年7月14日月曜日

今日で引っ越して1年なんだよ

直ちゃん

台風の中、去年東京から引っ越してきたね。
日差しはあの時と同じだよ。

直ちゃんが亡くなって、しばらくしてからショック症状が出て
ずっとは地獄のような日々だったんだよ。

だって、「あの時ああしていればよかった・・・」とか
「もっと優しくしていればよかった・・・」とか
後悔したらきりがないくらい、
沢山の直ちゃんへの思いに押し潰されそうだったから。

亡くなったであろう時刻に直ちゃんの大好きだった
焼酎をあげて、焼香をして、それから日が沈むまで
庭に出て、直ちゃんと話をしても・・・
何も起こらない・・・。

言い表せないような感情がこみ上げて来て止まらなくなる。

でも、多くの人が心配してくれ、顔を見に来てくれてるから、
安心してね。


それと、

こんな切ない、何とも言いようがない気持ちは誰とも分かち合えないし、
そうすべきでないこともよく分かったよ。

直ちゃんの大好きだったSちゃんも悲しんでくれてて、
何度か電話をもらったよ。

「悲しみの深さって、誰とも共有できないんだよ。
自分の心が落ち着くまで耐えるしかないんだよ。

でもね、毎日、少しずつ直ちゃんがこの自然の中に溶けていってる気がする。
だから、私たちが悲しみに浸りきってたら、この世に未練ができて、
四十九日までに天国に行けなくなっちゃうよ。

だから、一緒に直ちゃんの冥福を祈ろうね」って言ったんだ。


直ちゃん、間違ってないよね?
この押し潰されそうな気持ちをなだめてくれるのも
まだ直ちゃんの仕事だよ。

2008年7月5日土曜日

直ちゃんの合図

今の直ちゃん、





























でも・・・



きっと自分が死んじゃうってこともわからずに、

眠っているような顔をして逝っちゃったから、



きっと、この海のどこかにいるんだよね。




















だから、

ウミガメを見たり、

ツバメを見たり、

魚が跳ねたり、

トンボが飛んだりしていると、


直ちゃんの合図だ!って思う。




でも、直ちゃん、

私に霊感がないことを忘れてるよ。

どんなメッセージを送ってるのか、わかんないよ。





先日、コロコロに太ったナマコがいた。



まるで、生前の直ちゃんが床の上でゴロゴロしてたのと同じ。




あのナマコって、直ちゃん?

2008年7月1日火曜日

直ちゃん、今もちゃんと乗ってる?

カヤック、漕ぐのが下手だった 直ちゃんへ


昨日は一緒に出るはずだったカヤックマラソンだったんだよ。


ちゃんと漕げるようになった?


私は当分の間乗れないから、私の分までがんばってね。

2008年6月27日金曜日

直ちゃんの置き土産

初七日も済んで、普通は失意のどん底のはずなのに・・・。

私は東京で仕事をしてきた時みたいに忙しい。

それは、直ちゃんの仕事の整理をしているせい。

整理が大嫌いで、片付けられるのも嫌がった直ちゃん。

だから、すっごい大変。



・・・でもね、くじけそうになっても、寂しくてしょうがなくなっても
それに浸りきってはいられないの。


最近になって、思った、これが直ちゃんの愛情なのかも。

2008年6月25日水曜日

初七日

現地の直ちゃんのお友達と一緒に、冥福を祈りました。